ウィッシュルーム・ファーストインプレッション

ウィッシュルーム 天使の記憶

ウィッシュルーム 天使の記憶

世に出るゲームには様々なジャンルというやつがあって、自分に向き不向きみたいなものってのはどうしてもあるような気がする。
俺の場合、アクションが超弩級が付くほどへたくそなので、正直なところ機械にバカにされてる気がしてやめてしまうような・・・。それを言うと、「元がドジっこだからしょうがない」とか言われてしまうんでしょうか。
神様、俺のへたくそっぷりをなんとか是正してください。


そんな自分が好きなジャンルというと、ストレスなくその世界に浸れるゲーム、ということになってくるような気がする。
ジャンル的には、どうしてもRPGアドベンチャーゲームになってくるわけで。そんなアドベンチャーゲームも、ファミコン時代から比べると数も減り、良質なゲームも少なくなってきたような感が否めない。
去年はかまいたちの夜×3くらいしかまともにプレイしてないしなあ。


さて、前置きが長くなったけれど、そんなアドベンチャーゲーム好きの自分が久々に手にしたNintendoDS用ソフトの本作。
グラフィックがとにかく渋くてしびれる・・・スイッチを入れると流れてくるジャズの音。少し懐かしい感じを受ける淡いスケッチタッチのグラフィック。
これが、静止画ではなく、あくまでも空気を伝えるためだけにゆらゆらと動く。この感じ、まるでかの神宮寺三郎シリーズをプレイしてるときを思い出させるようで、ちょっと嬉しかった。


正直なところ、まだ始めてから2時間くらいなのでなんともいえないけど、縦に本体を持ちながら小説のようなスタイルで読むのがとても雰囲気があって素敵な作品。謎ときも、タッチペンを利用した新しいものが多い(アナザーコードからおなじみ?)一方で、細かな操作が必要な場面も多く、正直なところ面倒になってしまうところも。
また、移動については雰囲気はとても出てるものの、地図上で矢印を動かすのに精一杯で、なかなか動いている画面を見るのが難しいのが残念。
登場人物の会話についてはまだまだこれからだろうか・・・キャラクターのクセ付けについては、大人の鑑賞眼には十分堪えられるレベルかと。


なんにせよ、まだまだ謎ときの本番はこれから・・・その前に投げなきゃいいんだけど。雰囲気はいいけど如何せんやるのにちょっと「構える」ゲームなんだよな・・・。