大人になること

ふと大人になるってなんだろうと考えてしまう。
昔ならこの問いにはいつも同じ答えで返していた。「判断能力があるかないか」を社会的に定義して未成年と成年が区別されている歴史がある以上、おそらくはそれに値するだけの見聞がある人間が大人なんだろうと。


でも、段々と年を重ねていくにしたがって、別の考えが頭に浮かぶ。それは、「頭が悪くなるのが大人」ということ。頭が悪いというのは、ちょっぴり隠喩的な表現だと思うけどさ。


大人になるにしたがって、発想は不自由になり、目にみえない道徳観であったり、なんとなしの習慣づけや社会側からのアプローチに流されてしまったりするような気がする。それは同時に、成熟していく証でもあるんだろうけど、色々な着想がふと空を飛ぶような瞬間というのは、段々と失せていってしまうのかもしれない。


それでも、やはり当時と変わらない想いがある。いくら自分の発想が不自由になっても、少なくとも知らないことで見えない何かを壊してしまわないように−それがきっと、誰かと繋がったり、誰かの着想に触れたいと思う第一歩なのかもしれない。


俺がきみと遊んで楽しいのは、きっとそんな大人になる過程を楽しむことにも似ているんだと思う。そんなわけで、自分の着想が逆転していく楽しさをいつまで味わえるのか、、、それを見極めるために、待っているんだ。




・・・逆転裁判4をな!いやー、マジで楽しみです(笑)。

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